2025/11/19 08:26

初日の個展を終えた夜のことでした。
いつもより遅い時間にベッドに入ると、隣の部屋が光っていました。引っ越したばかりで、ものはほとんどありません。照明と机と少しの本があるだけです。電気は消したつもりなのに、と隣の部屋に行ってみると、光はどこにもありませんでした。
実はこの部屋を「アトリエ」と呼んでいます。ただの集合住宅の一室ですが、私の中ではやっと生まれた自分の空間でした。その部屋が初日を終えた夜に光って見えました。
その部屋には机しかありません。毎日座って、つくった机。朝5時に起きて、顔を洗って絶対に座ることが私の朝のルーティン。それから数時間、何かと向き合います。生んでいるのかもしれません、この机と。今日もこの文章を共につくっていて、頼りになる相棒です。
それが初日に灯って見えたというのはなんだか不思議な体験でした。
疲れていたのかもしれませんが、真っ暗い闇に、誰かが照らしてくれているようでした。アトリエには私以外誰もいないんですけどね。きっと物にも想いのようなものが憑くのかもしれません。魂のような、何かが。
遅くなりましたが、初個展を無事に終えることができました。
協力してくれた皆さん、そして遠いところから訪れてくれたみなさん、本当にありがとうございました。思っていたよりも大盛況で、絵のほとんどが売れてしまいました。最終日は常連さんと夜に語り合いながら、うるうると涙したくらいです。
よく、聞かれます。「何で絵を描いて個展をするの?」って。
やってみて、なんとなく見つかりました。
唐突だけど、私は、たぶん、愛が欲しかったんだと思います。
そして、愛したかったんだと思います。
よくある言葉かもしれません。それに、愛を語ると薄っぺらくなりそうです。愛って目に見えなくて、嘘も含まれている。本当なんてないかもしれない。絵は愛に似ています。紙切れ一枚にペンで描くのは一瞬です。何の役に立つの?と言われることもある。でも、その不確実性の中にあるのかなって。
昨日、私の通っている、美容室よはくの美容師さんがきてくれました。その方がこの記事にも使っている写真を撮ってくれたのですが、初めて俯瞰して店の私を見た気がします。例えるのが私の写真で申し訳ないですけど、この写真にいろんなものが詰まっている気がします。とてもいい写真をありがとう。
愛のある店をつくりたいです。
不確実性のあわいの中で生まれる、お金とはまた別の対価がある店。
うちの店には人の温もりや優しさがあるそうです。自分でいうのもナンですけど。でも、「ある」とお客さんが口々に言ってくれます。実は今まで、私のお店です、ということができませんでした。会社と一緒にやっているのもありますが、素直になれなかったんだと思います。
だから、あえてかくと、
「愛して欲しいから、愛すよ!」
これがうちの店のコンセプトです。理念です。
そしてt、これが私が絵や文章をかく理由です。
ま、理由なんてこれからたくさん出てくると思いますが、
この根本的な欲望みたいなものは変化しないと思います。
なので、ここに記しました。
衝動なのでめっちゃ読みにくいけどね。
でも、いいんです。これも私だから^^
ということで、みなさん、ありがとうございました!
よし、今日からまた次に向けて歩こうと思います。
12月は制作頑張って、もちろん平尾台の店も頑張って。
1月には次の個展です。
1月24、25に福岡県の箱崎にある「文脈」です。
2月あたりに、冬の個展もやりたいです。
やることいっぱい!
またお知らせします。
photo by よはく 角原大輔さん
